みなさんお疲れ様です。
40歳前後からさまざまな体の変化があり、更年期か、うつと思われる症状に悩まされ始めました。
さらにセルフケア(自己管理)に励む中、突然動悸が激しくなり、夜も眠れなくなってしまいました。
医学や医師に頼るまいと思っていた僕ですが、どうしようもなく循環器科を受診したのでした。
男性更年期障害と動悸
正確には男性更年期障害と診断されたわけではなく、その心理的症状の強さから、現時点ではうつ病に近いと思われるのですが、どちらにせよ動悸が現れることがあるようです。
動悸の原因
・心臓疾患…心筋梗塞や狭心症、高血圧
・甲状腺疾患…バセドウ病(甲状腺機能亢進症)
・精神疾患…うつ病やパニック障害、適応障害
・その他…更年期障害、自律神経失調症、低血糖症、貧血、不整脈、嗜好品
現時点で僕の場合には、心臓に問題があるか、うつ病、パニック障害、更年期障害、嗜好品(タバコ)が原因と思われますが、もし心臓自体に問題がないことが分かれば、この動悸やイライラ、集中力・意欲の低下などが、精神疾患からきていることに絞られるわけです。
更年期障害とうつ病と自律神経失調症の動悸
先程動悸の原因に挙げた精神疾患とその他の更年期障害や自律神経失調症は密接に関わっているし、動悸を初め、症状も似ていますので、自分で判断することは難しいです。
医師に診断されることを前提として、その違いを参考にしてもらいたいと思います。
✔︎血液検査で血中遊離テストステロンの値が低い➡︎更年期障害の疑い
✔︎気分の落ち込みだけでなく高揚がある➡︎うつ病の疑い
✔︎動悸やほてり、めまいなど身体の反応が強い➡︎自律神経失調症の疑い
更年期障害については、直接的に動悸の原因となるよりかは、うつ病や自律神経失調症を併発して、動悸を引き起こすんじゃないかと思います。
動悸の症状と診察
約20年ほどタバコを愛煙してこともあり、時折動悸を感じることはありましたが、ここ最近は酷く、特に夜は眠れないほど動悸が続きます。
辛すぎる動悸と不眠の恐怖
動悸がこんなにも怖く感じるとは思いもしなかった…。
これは経験しないと分からないことかもしれません。
何が怖いかと言うと、心臓が止まるかもしれない恐怖。不安。
日中は身体を動かしていること、外の喧騒があることによって、動悸が起こっていても意識するということは少ないのですが、特に夜、眠ろうとしているときには、周囲の静けさによって動悸を意識せざるを得ない状況なのです。
たとえ循環器科の受診で、重症ではないと診断されたとしても、おそらくその恐怖や不安は払拭できないでしょう。
動悸の原因を知ることだけでは、「動悸で死ぬことはありません」と言われただけでは、その恐怖や不安は消えないと思うのです。
実際に動悸がなくなるか、あるいは眠れるようになることで、初めてその恐怖や不安がなくなるはずです。
そして自分の心臓の拍動だけでなく、呼吸にも敏感になります。
呼吸の吸い、吐きのその合間の一瞬の静寂。
そこに不規則な心臓の動きが感じられてしまったら終わりです。
次の呼吸の合間にも動悸が現れるのではないか?
今夜心臓が止まり、死んでしまうのではないか?
と、悪い想像は尽きません。
心臓の動きを感じないように、落ち着きなく手足を動かしたり、音楽を聴いたりするようになり、余計に眠れん…。
呼吸をすると動悸が起こるような気がしてどんどん呼吸が浅くなります。
逆に、副交感神経を優位にさせようと深呼吸しますが…深呼吸しながらは眠れません!
不自然な呼吸では一生眠れないのです。
教訓:呼吸と心臓の拍動は別物であると言い聞かせること。
気にしないことが眠りへの1番の近道!なんですがね〜。
また、眠るとき以外では、習慣にしていたランニング中、胸の奥からドンっと叩かれるような突発的な心臓のうめき?が起こるように。
秋という季節は運動にも適していて、秋風の心地良さに走り出したくなるのですが、最近はその動悸でランニングを控えるようになりました。
他にも動悸が起こった状況を思い返すと、日中には、人中にいると起こりやすいことに気付きました。
他人が近づくだけでイライラしてしまうのです…。
これは心理的なストレスから来ていると思うんですね。
循環器科受診
ともかく男性更年期障害かどうか、うつ病なのかどうかはとりあえずは置いておき、夜も眠れないほどの動悸が僕の身に起こっていることは事実です。
まずは心臓や血管に異常がないものか、循環器科を受診することにしました。
問診と心電図検査
ここ最近の体調不良や心の不調から更年期障害を疑い受診したことを伝えると、先生はびっくりしていました。
40歳と更年期障害が結びつかなかったようで、この先生の専門ではないこともあり、テストステロンという単語を伝えてもわからないようでした。
後述しますが、脈取りでも「若い」という単語が出てきたように、そしてタロット鑑定やメンズヘルス受診でも感じたように、
「君はまだ若いんだから…病気なんてあろうはずがない。」といった感じを受けました。
そりゃあ、年上の人からしたら当然若いんですが、歳を重ねるごとの体調の変化とその自覚、男性更年期障害と思われる諸症状は、僕にとって衝撃的で、辛いことなんですよ。
…若くはないんです。
まずは聴診器で心臓の動きを聞くと、若干脈が抜けるが、雑音はないとのこと。
そして脈取り。
深呼吸するよう促され、若い人に多く見受けられる、深呼吸の際の脈の脱落があるとのこと。
これは洞性(どうせい)不整脈(呼吸性不整脈)といわれるものらしい。
だから先生は僕を若いと言ったんですね。
説明を聞く限り、それはまた動悸とは異なる現象のようです。
そして、もう少し詳細にということで、心電図検査を行いました。
◯動悸…自分で感じられる普段とは異なる心臓の動きのこと。
◯不整脈…血管や心臓自体の疾患による不規則な拍動のこと。
◯洞性不整脈…別名を呼吸性不整脈と言い、息を吸うと脈が速く、息を吐くと脈が遅くなる症状のこと。子どもや若い人に多く見られる。
診断結果と処方薬
3分間の心電図の結果、基本波形には問題は見られないが、16の微細な不整脈があると言われました。
ただ、心臓自体の疾患ではないようです。
また、夜感じている動悸と不整脈に関連性があるのかないのか、それを調べるには24時間心電図(ホルター心電図)という方法があるとのことでした。
が、僕自身も更年期障害の諸症状にしても動悸にしても心理的ストレスの影響が大きいだろうことは薄々感じていたし、何より心臓自体に問題がないことが分かっただけでも安心でした。
ということで、精神安定剤の服用で動悸が治まる、という仮説の元、先生との意見の一致を見たので、エチゾラム(デパス)という精神安定剤を処方してもらい、数日後に再診することになりました。
精神安定剤でありながら、睡眠薬としての効果も見込めるとのことで、今の僕の状況にはもってこいの薬であります。
今回は動悸が心理的ストレスが原因であり、精神安定剤によって動悸が治まれば眠れるようになる、つまりは眠るための精神安定剤なので夜だけの処方です。
以前受診したメンズヘルスの先生も言っていたように、精神安定剤によっては依存性があるとも聞いていたので、この薬がなくなったときに、一種の禁断症状のような副作用、動悸と不眠に関しては、薬を服用する前よりも不眠が強くなったり、もっと強く、持続する薬を求めてしまうにではないかという心配がありました。
ということで、1回分0.5mgの処方であること、夜だけの服用ということで1週間試してみることに。
経過観察と今後
エチゾラムを夕食後服用し1週間。
1回分0.5mgの処方でしたが、眠気が出ることも手伝い、おおむね眠れるようになりました。
寝付けないときもあれば、一旦目が覚めて動悸が始まり眠れなくなるときもありましたが、少し気が楽になりました。
それって薬のおかげというか、自分の症状を聞いてもらったことも大きいと思うんです。
薬があるっていう安心感と、患者を受け入れようとしてくれる先生への安心感。
訴える患者としても、自分の症状をてんでんバラバラに論理も時系列もなく訴えたい気持ちも分かりますが、聴く側からすれば医学的論理的に結論付けられないですよね。
僕としても、内科・循環器科の先生に対して、身辺の余計な悩みごとは置いておき、まずは動悸に関する症状と原因と思われる最低限の出来事などの情報を簡潔に話しました。(メンズヘルス科受診のときの教訓より)
先生も専門家ですから、必要なだけ少しづつ僕の情報を引き出そうとしてくれます。
それがお互いうまくいったおかげで、気持ちよく帰れました。
僕は、診療や治療とは別に、他人との対話がうまくいったかどうかを気にしてしまうんですね。
それは昔からですが、コミュニケーションが苦手だからこそでしょうね。
ともかく、心臓や血管には大きな異常がないことに安心し、ストレスが動悸の原因であることが濃厚になったので、心療内科を受診することに決定!
先生への質問
みなさんの参考になるかはわかりませんが、帰る前に2点、先生へ質問をぶつけました。
Q1;心理的ストレスによる動悸は今後心臓の致命的な疾患につながるものなのか?
A;本当に心臓や血管自体に疾患がなければ、心理的ストレスによる動悸が致命傷になることはない。
Q2;ウォーキングやランニングなど、運動を続けても良いものか?
A;自分の身体と相談して行うこと。
補足;なぜこんな曖昧な答えになったかというと、不整脈に関しては運動時の異常を検出する「運動負荷心電図」や24時間計測する「ホルター心電図」で検査してみないと、不整脈の度合いが分からないからだと思うんです。
不整脈と脈の取り方
参考までに🔻
「脈拍測定Q&A」看護roo!(カンゴルー)
「不整脈を知ろう」公益財団法人日本心臓財団
まとめ
動悸は今まで経験したことがなかったのですが、非常に辛いものだと知りました。
心療内科受診まで数日間分のエチゾラムでなんとかやり過ごしているわけですが、いよいよ本格的に医学の力を借りて治療しなければならない状況になってしまいました。
そして、心療内科を探し、予約したは良いけど、その入り口まで行くのに人目を気にして神経をすり減らして臨むのでした。
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